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切開手術(固定術など)

このページでは、頚椎椎間板ヘルニアの切開手術(固定術など)について紹介します。

切開手術のなかの代表的な手術法「固定術」

ヘルニアの代表的な手術法の1つである固定術。固定術には2つの種類がありますが、前方除圧固定術について詳しく解説します。

金具や人工骨などで椎体間を固定する手術法

前方除圧固定術は文字通り、首の前部分を切開して治療を行なう方法です。

圧迫の原因となっている骨棘(こつきょく)や人体などを切除、摘出して脊髄や神経への圧力を低減させます。摘出後は金具や骨盤の骨を使用して、切除した骨を固定。装着した金具は外す必要がない場合は、切除しません。将来的には上下の椎体と合体し、首を支えてくれます。

前方の圧迫が顕著な患者に適応

四肢の麻痺症状、腕の痛みで日常生活に支障がある場合や、排尿・排便に困難を伴うケースなどは手術をして神経の圧迫を取り除く必要があります。

前方除圧固定術の適応条件は、病院や医師によって考え方が分かれており、確立された条件はありません。ただし基本的には脊髄神経に対して前方から圧迫されているケースに対して検討されます。

固定術のメリット

  • 神経を圧迫している箇所を直接除去できるので、関連症状の改善に非常に有効的
  • 手術後すぐに麻痺症状や、四肢の痛みに対して改善効果を実感できる
  • 外科手術にも関わらず、出血が20~30cc程度と少ないので輸血の必要がない

固定術のデメリット

  • 手術後一時的に肩が挙げづらくなるケースがある
  • 約1ヵ月の間、頸椎カラーと呼ばれる固定器具を装着し続けなければならず不便な生活となる
  • 手術の影響で数日間は筋肉や創部の痛みが続き、まれに痛みが持続するケースもある

固定術の手術の流れ

  1. 患者に全身麻酔をかける
    麻酔が効くと、仰向けの体制で手術が開始されます
  2. 首の前面を6~7cm切開
    切開部が少し大きいですが、骨やヘルニアを切除した後、取り出すために必要な幅となります。
  3. 皮下組織を切り離し、首前方の筋肉を左右に分ける
  4. 食道、気管を内側に、総頚動脈と静脈を外側に寄せる
    この段階で問題が起きている頸椎の前面(椎体)に到達。レントゲンで目的の部位を確認した後、次の段階へ進みます。
  5. 顕微鏡下で手術用ドリルを使用して、頸椎前面から脊髄神経側まで慎重に骨を削る
    脊髄神経を圧迫している原因となるヘルニアや骨棘(こつきょく)が確認できるようになります。
  6. 脊髄神経への影響が出ているヘルニアや骨棘を取り除く
    確認ができたら、その圧迫の原因となっているヘルニアや骨棘を取り除きます。
  7. 削った骨の部分に腰の骨や金属製器具を移植し固定
  8. 反射運動や心音、脈拍で神経への圧迫が取り除かれたことを確認後、皮膚を縫合して終了

固定術の手術動画

頚椎前方固定術を実際に行なっている手術の様子が、以下の動画からご覧になれます。動画では頚椎症性脊髄症の患者に対して、固定術を行なっていますが、頚椎症性脊髄症は頚椎椎間板ヘルニアの代表的な関連症状です。

固定術を行うクリニック

固定術が受けられる慶友整形外科病院の特徴や住所などをまとめました。

慶友整形外科病院

慶友整形外科病院の特徴

脊椎専門医による治療が受けられる

慶友整形外科病院は一般外来と専門外来があります。頚椎椎間板ヘルニアの治療では、付属研究所の慶友脊椎センターに在籍する経験豊富な脊椎専門医が治療を実施。また医療ソーシャルワーカーによる医療福祉相談があり、治療についてわからないことを気軽に相談できる環境が整っています。

さらに多くの学会に認定された医療機関であり、提供される医療はお墨付きです。

慶友整形外科病院の基本情報

対応可能な治療方法 椎弓形成術ほか
実績 頚椎合計144件(後方除圧術81件、後方固定術9件、前方固定術51件、経皮的内視鏡下椎間孔拡大術2件、斜頚手術1件ほか/平成28年)※1 ※1 慶友整形外科病院公式HPより(http://www.ku-kai.or.jp/html/07.html)
所在地 群馬県館林市羽附町1741
診療時間 9:00~12:30、14:30~17:30(土曜日は9:00~12:00)
休診日 土曜午後・日曜・祝日・年末年始

そのほかの切開手術

頚椎椎間板ヘルニアの切開手術では、まずヘルニアの原因である椎間板などを切除します。そして、人工骨などを用いて動きを制限し、痛みの元となる脊骨や関節部の動きを固定することで解決していきます。

そのほかの固定術として代表的なのは、椎弓形成術です。手術で怖いのが合併症ですが、頚椎椎間板ヘルニアの手術療法では神経損傷による下肢麻痺や下肢知覚鈍麻、術後椎間板炎、髄膜炎など…さまざまなリスクと隣り合わせとなっています。ですから、できるだけ実績や信頼の高い病院を選ぶのが大事です。

このページでは、頚椎椎間板ヘルニアの切開手術(固定術など)について紹介します。

椎弓形成術

全身麻酔をかけて、首の後ろを切開。背骨の一部や靭帯を切除することで、神経への圧迫を取り除きます。前方除圧固定術と同じように自分の骨や金属などで固定して安定させます。この手術は、脊柱管が狭くなってしまった場合や軽度のヘルニアの場合におこなわれます。術後すぐに痛みが軽減されているのが実感できますが、頸椎カラーを半月ほど着用する必要があり。

ただ、術後の回復に時間がかかることからも、前方除圧固定術に比べて入院日数が長くなります。とはいえ、費用的にはこちらの方が安くなります。

入院日数 7日~10日
傷跡 不明
費用 保険適用で30~40万円

椎弓形成術を行うクリニック

椎弓形成術が受けられる京都木原病院の特徴や住所などをまとめました。

京都木原病院

京都木原病院の特徴

椎弓形成術を改良した独自の治療が受けられる

京都木原病院は、京都市南区にある脊椎脊髄外科を専門とした医療機関です。頸椎の疾患に有効とされるK-methodの開発者、木原俊壱医師がいることで有名な病院でもあります。K-methodとは、「低侵襲頸椎椎弓形成術」という、椎弓形成術を改良した独自の外科手術です。主に頸椎に有効な手術であり、 さらに頸椎が原因で引き起こされる腰椎、胸椎などの病気においても有効な場合があるとされています。

一般的な術式と違い、切開範囲や出血量が少ないため、患者への負担が最低限に抑えられた手法です。K-methodは京都木原病院院長である木原俊壱医師自らが開発した技術で、これまで5000件以上の症例があります。

そのほかにも、患者への負担が少ない低侵襲医療において多くの実績があり、地域の医療や患者の心身の健康に重きを置いた病院です。また、院長のメディア出演もあり、脊椎脊髄の疾患について正しい知識を世に広めることにも役立っています。

京都木原病院の基本情報

対応可能な治療方法 低侵襲頸椎椎弓形成術、経皮的椎体形成術、脊髄電気刺激療法など
実績 低侵襲顕微鏡手術 200例以上※1、経皮的椎体形成術 1000例以上※1、低侵襲頸椎椎弓形成術 5000例以上※2※1 医療法人社団親和会京都木原病院公式HPより引用(http://kyoto-shinwa.com/pg400.html)※2 木原俊壱オフィシャルウェブサイトより引用(http://k-method.info/kmethod.php)
所在地 京都府京都市南区東寺東門前町25番地
診療時間 【月~金】9:00~12:30、15:00~17:30
【土】9:00~12:30
休診日 土曜午後、日曜、祝日

参考サイト・参考文献

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頚椎椎間板ヘルニアの治療方法

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