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頚椎椎間板ヘルニアは完治するのか?

頚椎椎間板ヘルニアの治療を受けても、厳密な意味における「完治」はないと考えましょう。治療の目的は、完治ではなく症状の緩和です。

頚椎椎間板ヘルニアとは

首の骨は、7個のブロックがタテに連結する形で存在しています。何らかの理由により、これらブロックとブロックとの間にある椎間板と呼ばれる組織が、本来の位置から外へと飛び出してしまった場合、この状態を指して頚椎椎間板ヘルニアと言います。

椎間板ヘルニアの状態になったとしても、かならずしも痛みを生じるわけではありません。痛みを生じるのは、飛び出した椎間板が神経を圧迫したとき。保存療法(痛みを取り除く対症療法など)を通じても症状が治まらない場合には、二次的な選択肢として外科的治療が検討されることになります。

頚椎椎間板ヘルニアは完治しない?

頚椎椎間板ヘルニアの手術において、手術ミス以外にも、やむを得ない理由で神経を傷つけてしまうことがあります。一度傷ついた神経は、基本的に回復しないため、万が一手術によって神経が傷ついてしまった場合には、大なり小なり何らかの後遺症が残ることでしょう。具体的には、字が上手に書けなかったり、ワインのコルクを開けられなかったり、などの後遺症です。

もちろん、後遺症をまったく残さない患者も多くいますが、一方で手術を受ける方は、何らかの後遺症が残るリスクをあることを承知しておいたほうが良いでしょう。

また、仮に首の痛みは緩和したとしても、緩和の程度は患者によって異なります。その意味において、医療現場では「頚椎椎間板ヘルニアは必ず完治する病気です」と断言することができないのが実情です。

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診断されたらどれくらいで完治する?

頚椎椎間板ヘルニアの手術によって、どの程度まで症状が緩和するかは、患者によって個人差があります。おおむね、最初にヘルニアを発症したときの症状により、治療後の回復レベルが分かるとされています。この回復レベルに合わせ、医療現場では治療計画を立てていきます。

よって、同じ頚椎椎間板ヘルニアと言っても、回復レベルや回復までの期間は様々。そもそも前述のとおり、頚椎椎間板ヘルニアは完治する病気とは言えない側面があるため、患者からの「いつ治るのか?」との問いに対し、主治医は明確な答えを提供することはできません。

よって患者としては、「手術を通じてヘルニアが完治する」ではなく、「手術前よりも症状が和らぐ」といった程度に理解しておいたほうが良いでしょう。

症状によって違う最適な治療法

頚椎椎間板ヘルニアの治療法には、いくつかの種類があります。基本的に、症状のレベルに応じて最適な治療法が選択されることになります。

症状が中度~重度の場合

PECD/miniPECD

皮膚に小さな穴を開けて細長いファイバーを通し、その管の先端から放たれるレーザーで髄核を凝縮させる治療法です。

PECF,MECF

小さく皮膚を切開して内視鏡を挿入し、神経を圧迫しているヘルニア等を摘出する手術です。

ACDF

皮膚を5cmほど切開し、顕微鏡下で椎間板を切除する方法。切除した椎間板スペースには、椎体を固定するための器具を装着します。

症状が軽度~中度の場合

PLDD

患部の皮膚に1mmほどの小さな穴を開け、ファイバーを通じてヘルニア等を凝縮される治療法。局所麻酔で行われる点や、原則として日帰り手術で終わる点が、他の手術法との大きな違いです。

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まとめ

改めて上記の内容を確認してみましょう。

  • 頚椎椎間板ヘルニアとは、首の骨の椎間板が飛び出している状態のこと。
  • 手術によって後遺症が残ることもある。また、厳密な意味での「完治」はない。
  • 痛みの緩和の程度や、緩和されるまでの期間には個人差がある。
  • 症状の程度に応じて、複数の治療法が用意されている。

頚椎椎間板ヘルニアは、基本的に完治する病気ではありません。よって整形外科で行われる治療は、完治ではなく症状の緩和を目指すものと理解しておきましょう。

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